【冬の湿原号】予約のコツ、座席のおすすめ、運転日、見どころをご案内

2023年に客車内フルリニューアルされたSL「冬の湿原号」に乗ってきました。沿線沿いには、至る所にカメラマンや見物人がいて、手を振ってくれるので、まるで自分達がアイドルになった気分☺を味わえました。「見る」だけではない、楽しい経験が出来るので、是非乗ってみることをおススメします❕

争奪戦の予約、おすすめの座席など、乗ってみて分かったことをお伝えしたいと思います。釧路の宿も早めの確保がおすすめです。(最後におすすめ宿を掲載しています。)

予約のコツ

冬の湿原号は、全席指定席のため、必ず事前の予約をしないと乗れません。予約は、1か月前の10時~になりますが、大人気のため、発売日(発売時間)に売り切れる状況です。

私が購入した発売日では、発売開始1時間で、残り1席ぐらいになっていました。つまり、購入するには、①予約開始日10時ぴったりにネット(えきねっと)で予約する、②みどりの窓口に依頼、③旅行会社に依頼するのどれかになります。

えきねっとで自力のネット争奪戦は、取れない可能性があり、かなり厳しいです。予約開始日10時に全席がある状態ではなく、旅行会社(ツアー)が抑えてしまっていますので、一般の方は少ない席の争奪戦になるためです。

ズバリおすすめは、「旅行会社に事前に依頼しておく」です。手数料もかかりません。依頼する際には、希望の席(釧路川側の席)を伝えておきます。確実に席が取れます。(と思います)では、どの席が良いのか、次でご説明します。

座席のおすすめ(座席表を見ながら解説)

座席は↓のようになっています。

景色は断然、釧路川側が良いです。↑でピンク、青で囲った席です。

おススメ順は、

  1. ピンクで囲った席:1号車、5号車の1~12D席
    2人づつのカウンター席になっており、座席が完全に窓側に向いています。遮る物がなく景色を堪能できます。
  2. で囲った席:2,3,4号車の1,3,5,7・・・奇数のA・D席(窓側)
    2人連れであれば、奇数のA・B席か、奇数のC・D席(窓側から2席)
    だるまストーブのあるノスタルジーの感じられる車両。座席はちょっと狭め。
  3. で囲った席:1号車、5号車の1~12B席
    2人連れであれば、1~12のA・B席(窓側から2席)
    A,B席は、少し高くなっているため、カウンター席側の景色が見やすくなっています。

1,5号車4A席からカウンター席の方を見た様子↓

2号車の様子。手前左側にだるまストーブがあります。売店でスルメなどを買って焼けます。

釧路駅発か、標茶駅発かどちらに乗るのが良いか

ズバリ釧路発から乗るのがおすすめです。理由は、釧路駅発は、SL機関車が1号車の前に正方向で連結されているのですが、標茶駅には車両の回転台がないため、5号車の前にSL機関車が逆向きに連結されて運転するからです。

往復乗る方も多くいますが、私は、釧路駅→茅沼駅(鶴のいる駅)まで乗車しました。ネイチャーガイドはなしのぶさんに茅沼駅にお迎えを依頼していて、そこから凍ったシラルトロ湖上をスノーシューで歩くアクティビティをしました。楽しかった!(午前中は、鶴居村でタンチョウ観察をしていました。)

運転日、時刻は?

運転日は、毎日ではありません。1月下旬~3月中旬の金土日、祝日中心です。だからチケットが争奪戦になります。

2023年では、運転日:2023年1月21日・22日、27日〜29日、2月3日〜12日、17日〜19日、23日〜26日、3月3日〜5日、10日〜12日、17日〜19日、21日でした。

釧路駅発11:05発 標茶駅着12:35着
標茶駅発14:00発 釧路駅着15:42着

ゆっくり走ってくれ、景色のアナウンスがあり、タンチョウがいたら教えてくれます。

ちなみに、釧路から網走間に普通列車も同じ線路を走っていますが、速度が速いため、動物を見つけることは難しかったです。

注意点は?

★座席は狭めのため、荷物はなるべく少な目が良いです。暖房がかなり効いているので、着ぶくれるぐらい着ていると、脱ぎにくいので、要注意です。

スーツケースなどの荷物置き場は、2号車を除いたそれぞれの車両にありますので、早めに乗り込んで置くようにしましょう。

トイレは、1,3,5号車にありますので、ご安心ください。

★湿原に入ると、線路内にいる鹿に向けて汽笛を結構鳴らします。汽笛がなったら鹿がいないか、探してみるとよいです。

持って行った方が良いものは?

冬の釧路は日が陰ると一気に冷えるので、ちゃんとした防寒着が必須です。私はユニクロの極暖シリーズのレギンスに裏起毛ズボン、上は極暖シリーズで一番分厚い下着の上に、モンベルのフリース(優秀!)薄いものと分厚いものを着込みました。

他は、カイロ(背中に2枚貼る)、分厚い靴下、耳を覆える帽子、手袋、マフラー、双眼鏡、降雪用に折りたたみ傘など。

また、夜ごはんを食べに行く際に、街中でアイスバーンになっているところが結構あり、実際、連れはすっころんで携帯落としていました。そのため、靴に着脱できるソフトアイゼンを付けると滑らず歩けて安全です。1000円程度で買えて、軽いので是非ご用意を。

釧路の宿のおすすめ

釧路のおすすめホテル
  1. 天然温泉 幣舞の湯 ラビスタ釧路川(ドーミーインチェーン)
    釧路駅徒歩9分。人気のドーミーイン系列は、大浴場が気持ち良い。大浴場前のドリンク&アイスサービス、夜食のラーメンサービスが好評。バランスの取れた宿。有名な炉端焼きのお店が近い。

  2. 釧路プリンスホテル
    釧路空港よりシャトルバス(阿寒バス運行:有料)で釧路市役所前下車、徒歩すぐ。釧路駅から徒歩10分。絶景の最上階レストランで食べる朝食は格別。有名な炉端焼きのお店が近い。

  3. ホテルルートイン釧路駅前
    釧路駅徒歩2分。バイキング朝食無料。男女別大浴場。コーヒー、新聞無料サービス。

  4. スーパーホテル釧路駅前 天然温泉 白鳥の湯
    釧路駅前ロータリー内。大浴場あり。バイキング朝食無料、焼きたてパンが美味。ウェルカムバー(ソフトドリンク、各種アルコール無料)が好評。大浴場は男女交代制。窓から線路が見えるお部屋も。

以上、冬の湿原号についてでした!enjoy!