【ネパールのお祭り】インドラジャトラに参加して、生き神様”クマリ”を見てきた!

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ネパールの首都、カトマンズで毎年9月に行われるお祭り「インドラジャトラ」に参加してきました!激込みのなか必死に、生き神様クマリ(初潮前の少女が僧侶のカーストから選ばれる)を見てきたので、お祭りについて、色々書いていきたいと思います。

いつ開催されるか?

毎年9月なのですが、2024年は9月15日~21日にカトマンズ中心部で開催されて、クマリの神輿が街中を巡るメインイベントは、9月17日(一番行事多い)、18日、21日でした。毎年日付が変わるので要注意です。

具体的な日付は、英語版ウィキペディアに掲載されているので、要チェック!祭の詳細(クマリの回るルートも!)も書かれていたので、現地でも大助かりでしたよ!!

どうやら、9月の満月の日=クマリの神輿初日になるようです。

お祭り初日の様子

お祭り初日(2024年9月15日)は、ダルバール広場のカーラ・バイラヴという大きい石像前で、木の棒が立てられます。11時~13時頃です。立てる瞬間は見逃したのですが、現地の方が大勢、お祈りしたり写真をとったりして、みんな興奮していて熱気がありましたよ。

お祈りしてる方多し。(木の棒の根本付近)お金やお花のお供えがたくさん。

ダルバール広場(クマリの館近く)では、クマリが乗る神輿が用意されていました。立派!
矢印のところに、クマリが座ります。

クマリの館近くで、民族衣装の楽隊が、歩きながら楽しく演奏していました。(11時15分ぐらい)お祭りムードが高まる♪

クマリの神輿初日*ルポ*

クマリの神輿が出発するのは午後4時です。メインイベントを見ようと、ものすごい人がダルバール広場に集まってきます。

午後3時前にダルバール広場に、北側から(カーラ・バイラブ付近)入ったのですが、なんと!クマリの館のだいぶ手前で、警察がブロックして入れませんでした!せっかくこのために来たのに、大ピンチ💦

警察の方にクマリが見たいと言ったら、「クマリ・・・」と残念そうな顔をされてイやな予感。「ここに来ますよね?」と聞いたら、「はい・・・」と答えてくれたので、しばらく、ここで待つことに。(今思えば、群衆を抑えるために、本当のことは言えなかったんだと思う)

その間、道化師や楽隊が時々来てくれました。青く囲ったのが警察ブロックです。その奥に入りたかった。。。

15時50分ぐらいから、警察ブロックの奥では、軍隊の儀式みたいなのが始まったけど、見えない💦

周りのネパール人にこちらに、クマリは来ますか?と聞いたけど、みんな、「来ると思うよ」と言ってくれたのですが、16時30分になっても警察ブロックが解けない。これは流石におかしいと思い、一旦北側からダルバール広場を出て、南側に回ってみたら、なんと、広場に入れる( ;∀;) しかも、クマリは出発した後。。。

これは、クマリを追いかけるしかない!と英語版ウィキペデイアでルートを確認し、googleマップ(事前にダウンロードしておいた)で確認して、急いで追いかけることにしました。

細い道に人がぎっしりで、クマリの神輿までもう少しのところで、身動きがとれない状態に。ここは、日本代表でここまで来たんだ!と腹をくくって、自衛隊になった気分で群衆の中へ突入!

連れと離れないように気を配りながら、クマリの神輿のすぐ後ろまで到達!・・・しかし、ここからが問題。警備が凄くて、ここから前になかなか行けない。後ろを付いて行っても、いくらたってもクマリのお顔は拝めない💦

そこで、思い切って、女性警官にカメラを見せて、前に行ってもよいですか?と聞いたら、なんと「OK」!!神輿の前に回ることに成功!!ネパール人は外国人に優しい。(そんな国滅多にない)

それだけでなく、警備の方が写真撮ってよいよ!と言われ、クマリの目の前でカメラ撮影成功!!

大満足でクマリと楽隊を見送って、やり切った感でいたら、なんと、もう一人のクマリの神輿がやって来た!!えっ!クマリが2人いるの?聞いてない!慌てて撮影態勢に入る。2人目はカトマンズのクマリだ。神輿が豪華で、祭前にクマリの館前でみた神輿と同じだ。最初に見たのはパタンのクマリかな?

大満足して、帰ろうと王宮広場の方へ歩き出した、その時!

3人目のクマリが来た!ええええ!まだいるの?もはや嬉しい悲鳴。ここではさらに大混雑のところに来てしまい、足を踏まれながらも、なんとか耐えて、撮影。カトマンズ近郊のクマリだと思う。

最後のクマリの神輿が前に進みだすとき、もの凄い人がいるのに細い道で逃げ場がない状態に。一瞬、人雪崩が起きて、壁に押し付けられて圧死するかと思った。祭を見るのも命がけ。(;゚Д゚)

ダルバール広場に戻り着いた(18時前)ら、またすごい人だった。クマリが戻ってくるのは夜7時。それまでみんな待ってるのかな?

クマリの神輿ルート

クマリの神輿は、全部で3日間、街中を練り歩きます。初日、2日目、3日目でそれぞれルートが違いますので、要注意です。英語版ウィキペデイアによると、↓のようになっています。

  • 初日:ダルバール広場の南側)Route on first day of chariot festival, Kwaneyā (downtown procession): Basantapur, Maru, Chikanmugal, Jaisidewal, Lagan, Brahma Marga, Wonde, Hyumata, Kohity, Bhimsensthan, Maru, Basantapur.
  • 2日目:ダルバール広場の北側)Route on second day of chariot festival, Thaneyā (uptown procession): Basantapur, Pyaphal, Yatkha, Nyata, Tengal, Nhyokha, Nhaikan Tol, Asan, Kel Tol, Indra Chowk(インドラチョーク), Makhan, Basantapur.
  • 3日目=祭最終日)Route on third day of chariot festival, Nānichāyā (midtown procession): Basantapur, Pyaphal, Yatkha, Nyata, Kilagal, Bhedasing, Indra Chowk, Makhan, Basantapur

【クマリ神輿の初日ルート】

ダルバール広場の一番南にある、クマリの館の前から西に進み、クマリの館のすぐ南側にある、東西に延びる細い道(Gyachemuga Galli)を東から西へ行きます。

私は、17:00頃と書いたところ↑で見ました。ここのルートは、午前中にバターランプを用意している人にどっちにクマリは行くの?と聞いておいたのが良かったです。結構細い通り(道幅4mぐらい)で、ココ行くの?って思ったぐらい。

クマリの神輿は、かなりゆっくり進みます。というのも、ロープで人力で引くので、ちょっと進んでは休みます。ちょうど京都の祇園祭の山車と似てるかな。

止まっている間は、楽隊が盛り上げたり、神輿に乗ってる取り巻きの男の子が、マリーゴールドの花を観客に投げたりします。なんとその男の子が、私めがけて投げてくれました!「ありがとう」という意味で咄嗟にピースしたら、「2つくれ」と勘違いされ、もう一つ投げてくれて2個get!女性は花びらを髪の毛に絡ませていたので、私もそうすれば良かったな。

お祭りの注意点

  1. クマリの神輿初日は、ダルバール広場で見る場合には、2時頃(2時間前)には行って、クマリの館が見える場所を確保した方が良い。(座れる場所はすぐ埋まる)15時前だと北側からメイン広場へ入れなくなる。でも南側からは入れたかも?
  2. とにかく「クマリ」を見たい場合は、ダルバール広場ではなく、進むルートの道沿いに先回りして、安全な場所(一段高くなってるところ等)を確保して見る方が確実。クマリは行列の先頭から見ないとお顔は拝めない。(横・後ろ側からは見えない)見失った場合、楽隊のにぎやかな場所めがけて行く。
  3. お祭りについてネパール人に聞くときは、お祭りの準備をしている地元の人に聞く。一般の人は詳細を知らないため、間違ったことを言うので、要注意です。(警察に聞いても間違ったことを言われました)
  4. 治安は良いが、貴重品は目の届くところに。(リュックは前側に)
  5. 雑踏で足を踏まれるので、スニーカーで。(×サンダル)

カトマンズのおすすめの宿

タメル地区は、外国人を意識している綺麗で使い勝手の良いホテルが多い。タメル地区内のできれば、南の方が、ダルバール広場に歩いていけるのでおススメです。

  1. カイラッシュブティックホテルkailash boutique hotel
    タメル地区南側の中級ホテル。静かなエリアで改装してとても綺麗。エレベーターあり。シャワールームは、ガラスの開閉式扉ありで水圧バッチリ。朝食は毎日変わるバイキング方式。温かい飲み物はオーダーしたら持ってきてくれる。従業員の方がフレンドリーで気持ちが良い。お部屋が広く、毎日1リットルの水が2本貰える。
  2. クマリブティックホテルkumari boutique hotel
    タメル地区南側の中級ホテル。日本人の利用多く、日本語ができるスタッフがいる。静かなエリア。エレベーターがあり。シャワーの水圧バッチリ。お部屋は広く清潔。
  3. フェアフィールドバイマリオットカトマンズ
    タメル地区中ほどにある。世界的ブランドの安心感なのに比較的リーズナブル。中級ホテルの中でも上のランクで、部屋が明るい。
  4. スワンガヘリテージホテルswarga heritage hotel
    タメル地区南側にある、昔のお屋敷を改装したホテル。美しく装飾されたオーナーのこだわりの詰まったホテルで、比較的リーズナブル。朝食も美味。エレベーターはないので注意。

いかがでしたか?カトマンズのお祭りは、昔ながらの雰囲気が残っていて、アクセスも良いのでおススメです。enjoy!