肉眼で見ると、こんなに鮮やかで綺麗なのに、写真を撮るとイマイチという経験はありませんか?プロの写真を見て、この世界遺産に行くことを決めたけど、イザ行ってみて、写真を自分で撮ると、全く違う出来栄え・・。悲しいですよね。
カメラはオート機能しか使ったことがない方や、良いカメラを買いたいけど、使い方が分からないという方も多いのではないでしょうか?何を隠そう、私もカメラはオート機能オンリー・機械音痴でした。
この程、本屋でふと手にとった「カメラはじめます!著:こいしゆうか」というイラストいっぱいの本を購入したことをきっかけに、簡単に上手く写真が撮れるようになりましたので、この本の魅力をお伝えしたいと思います。
サンクチュアリ出版社が出しており、本を読まない人のための出版社と言われているぐらいで、文章がかなり少なく、漫画や写真で解説していますので、文章を読むと眠くなるという人でも気軽に読めてしまいます。
この本は、カメラの操作について、とってもわかり安く漫画で描かれており、初心者・女性でも取っつきやすいのが特徴です。10万部も売れているので納得です。これを読むと簡単にアートな写真が撮れるようになります。
デジタル一眼レフカメラの教科書となっていますが、私が買ったちょっと良いコンパクトデジタルカメラでも、同じ理論で役に立ちました。
是非みなさまにも、カメラを使いこなして新しい世界に出会ってほしいです。
具体的にやり方を書いてしまうのは著作権を侵害しますので、これを読むとどんな写真が撮れるようになるのか、という成果に焦点を当ててポイントを書いていきたいと思います。
■目次
どんなカメラを買えばよいか
ポイントを3つ挙げていて、どんな機能があるカメラを選ぶと使いやすいのかが分かります。
カメラのモードの解説
カメラのモードは、オート以外に、P, TV, AV, M, C, SCNなどと、アルファベットだけで書かれていて、分かりにくいですよね。もうここで以前の私は挫折していました。(笑)
まずはそのモードについて、簡単に理解することが重要です。
一番使える、プロも使うのはA(AV)モード
この本は、たくさんあるモードでも特にA(AV)モードに絞って説明してくれます。ここで、まず挫折せずに済みますよね。
そして、A(AV)モードを使う際に覚えることは「ボケ・明るさ・色」の3つだけ!とまたまた絞ってくれます。3つだけなら覚えられそうですよね。助かります。
目から鱗の情報も書いてあります。「逆光」は質感を出すのに最適だなんて、驚きました。今までは当然のように、逆光は避けていました。撮り方は、少しのテクニックを使うだけです。
その他、簡単でもプロのように撮れるポイントを説明してくれています。
「ボケ・明るさ・色」を実証してみました
- 撮りたいものの周りをボカすだけで、プロっぽい写真になる
これは簡単なのに、おしゃれな写真が撮れます。背景をボカすことにより、お花が際立つようになり、写真が立体的に見えます。自分でも驚きました。オート機能では撮れない写真になります。
もし回りをボカさなかったら、平坦でお花がそれほど目立たない写真になります。
- 明るさを足すと、実物よりもふんわりした印象になる
これまた超簡単なのに、柔らかくて素敵な写真になります。人物を撮る際にも有効です。
↓は室内で撮った写真なのですが、ボカして明るさを足しています。実物よりもキラキラして、商品が輝いてみえるようになります。
但し、明るさを足しすぎると白飛びした写真になるので、微妙に調節しながら撮ってみてくださいね。↓このアップルパイは、室内で撮ったので、そのままだとあまり美味しそうに撮れなかったのですが、明るさを足すと、表面のテリが出て美味しそうに見えますよね。(実際美味しいのですが)
- ドラマチックな写真にするため、色を足す
旅先などで、キレイな夕焼けを撮ってみたけど、あまり赤くなっていなくて迫力が全然伝わらない写真になってしまったことはありませんか?
そういう時に、色を足すことができます。
◆まず、普通に撮った夕焼け↓赤さが少し足りない感じです。
◆夕焼け用に変えて撮った夕焼け↓
赤さが少し増していて、迫力のある夕焼け写真になりました。少し設定を変えるだけで、このように変わりますので、是非、色が上手くでない曇りや夕焼けを撮るときに使いたい機能です。
写真の構図(バランス)が大事
センスの良い写真を撮るには、構図を考えるのがポイントです。例えば、左横を見ている犬を撮ることにします。あなたなら、どう撮りますか?
犬を真ん中に撮るよりも、犬を少し右にずらして、見ている方向を広く撮った方が立体的でセンスの良い写真になります。
先程のボケ・明るさ・色の技術の前に、構図が変わるだけで、「記録写真」からセンスの良い写真に格上げされますので、重要ポイントです。
その他にもたくさん、センスの良い構図が解説されていますので、参考になります。
動きのある物・人物の一瞬を撮る方法
旅行中に、走っている車の窓から、景色を撮ったけど、ブレてしまってイマイチな写真の山になることはありませんか?
そういう時に、くっきりとクリアな写真が撮れる方法があるのです。
逆に、こちらが止まっていて、滝や、走っている子どもを撮る際にも、ピタっと撮れるようになります。
滝をオートモードで撮ると、全体的に白い帯にようになりますが、モードを調節すると、水の飛沫まで取れて、ダイナミックな写真になります。
このモードには弱点もあるのですが、逆にその弱点を利用してブレた写真もおしゃれになるという、奥深さもあります。
インスタ映えするポイント・メルカリで売れる写真のコツ
- インスタ用に料理・動物・人物別に撮影するコツが解説されています。
料理を撮る場合の良い角度、色味の補正方法(暖色だと食欲がわく)、構図の意識の仕方など、解説されています。
動物を撮る場合は、動物の目線になり、ピントは目に合わせるなど、いくつかのポイントがあり、なるほどと思わせてくれます。 - メルカリで売る物の写真の出来栄えは、売上に大きく左右します。暗い写真の物は古びた印象になり、敬遠されてしまいますので、明るさが重要です。影ができないように、手作りのレフ版の作り方等も書いてあります。
本にはおまけ「ポケット版冊子(明るさ・ボケ・色の設定ガイド)」がついている
いくら簡単にカメラの使い方が書いてあるとはいえ、一回読んだだけでは、イザというときに「あれ?どうやるんだっけ?」と戸惑いますよね。
そういう時に、この本にはおまけで、超ミニ冊子(明るさ・ボケ・色の設定ガイド)がついているのです。大きさは縦10.5cm×横7.3cmですので、持ち運びに最適です。
以前のオート機能だけで撮っていた写真は、ただの「記録写真」になっていたのですが、カメラの機能を使うことで、とっても素敵でドラマチックになるということが分かりました。
イメージどおりに写真が撮れるだけで、旅行がいつもより楽しくなります。本「カメラはじめます!」をおすすめしますので、是非購入してカメラライフを始めてみてくださいね。enjoy!