愛媛県宇和島で行われている闘牛をGWに観戦してきましたので、その時の様子、周辺観光情報などお伝えいたします。
日本では、全国5県で闘牛大会が定期的に行われており、そのうちの1か所が愛媛県宇和島です。
スペインやフランスの闘牛は、「人V.S.牛」で殺す(!)までやるのですが、日本の闘牛は、「牛V.S牛」のため(死なない)、見る前は迫力に欠けるのかな、と思ったのですが、とんでもない!迫力満点で虜になってしまいました。
1トン級の牛が本気で相撲とプロレスをしている感じです。相手を引き倒したり、柵にバーンと打ち付けたり、角で刺して流血あり、場外に押し出したり(!)興奮した牛の凄まじさは、本当にすごい迫力でした。
■目次
闘牛の日程
年4回の開催です。時間はいずれも、12:00~14:00頃(開場10時)。
正月場所:1月2日
五月場所:5月3日
お盆場所:8月14日
秋場所:10月第四日曜日
※開催日については、変更することがありますので、必ず公式ホームページでご確認ください。
五月場所のポスター
宇和島闘牛の特徴
闘牛場の柵がいまだに竹で作られていて、昔の伝統を見ることができます。牛が柵に打ち付けられても鉄と違い、柔らかいので、牛思いな闘牛場です。そのため、しばしば闘牛大会中に竹が割れて竹を交換をするという場面にも遭遇できます。(係の方の素早い交換も見もの)
さらに言えば、竹の柵を壊して牛が場外に追いやられる事件が発生する、という全国でも衝撃的な光景を見れる闘牛場と言えるでしょう。※見物席は一段高くなっているので安全です。
チケットはお得な前売り予約がおススメ
全席自由席で、当日券(3000円)もありますが、公式HPから前売り(2500円)の予約が開催2か月前から前日15時迄できるので、是非予約をおススメします。
※中学生以下無料
予約をした場合、当日会場のチケット売り場で予約してる旨伝え、チケットを購入します。行かなければ、自動的にキャンセルになる仕組みです。
アクセス、駐車場について
駐車場
闘牛場横に、大きな駐車場(500台)があります。混むので余裕をもって行くことをおススメします。ギリギリに行くと停められず、たくさん路駐していました。
電車の場合
闘牛場開催日には、宇和島駅前より、無料シャトルバスが運行されます。10時~12時の間に運行しており、時刻は公式ホームページに掲載されます。
座席はどのへんがおススメ?GW混雑状況
座席は、全席自由ですが、東西の牛が入場するところが見える位置がおススメです。牛の入場シーンを見れるからです。できれば前の方が迫力が伝わるでしょう。
5月3日(4連休初日)に観戦したのですが、会場は2400人超の観客で満席、立ち見も結構出ていました。私は1時間15分前に駐車場に到着しましたので、全てスムーズに入れましたが、ギリギリだと入場券売り場に長い列が出来ていたので、最低でも30分前には到着することをおススメします。
会場内では、1時間前で4列~6列目に座れました。30分前だと8列目より後ろであれば座れる感じで、開始時刻(12時)だと大体満席で、1~2名ならどこか探せるかも、っていう状況でした。
座席は固いベンチ式で、2時間程見るようになりますので、座布団のレンタル(100円?200円?)もありましたよ。(マイ座布団持参の方もいました。)
食べ物・飲み物の販売は?
お昼12時~開始のため、食べ物の販売は会場の外と中、両方でありました。有名な花火大会のように長蛇の列にはならず、買いやすかったです。私は会場外で買った唐揚げパンと、会場内で買った名物のじゃこ天(温かい!)が美味しかった~☺ 会場内では、他に焼きそばやおにぎり系が売っていました。
飲み物は、会場内では売っていないので、チケットを見せて一旦外に出て買う必要があります。2時間超ありますので、飲み物はしっかり用意しましょう。
闘牛の様子・流れ
開催時間は12時~14時頃となっていましたが、私が行った日は14時30分ぐらいまでありました。長いけど、飽きずに最後まで十分楽しめましたよ。
最初の方の取り組みは、軽量級の引分戦、封切戦から始まり、最後は横綱戦になります。
2試合目(軽量級?)の牛の闘いでも、もの凄い迫力で、勝った牛は、相手を腹ばいになるまで引き倒し、試合後は興奮して走りまくり、人間が牛を抑えるのが命がけみたいな感じでした。そして最後勝利の咆哮をあげて退場していく、という闘牛に度肝を抜かれました。
他の闘いでは、もの凄い勢いで相手を押しまくり、相手の前足を浮かして、腹を押して竹の柵に相手を打ちつけるという、見事な技を繰り出し、竹が割れて竹の交換をするという激しい戦いとなりました。
闘牛は逃げた方が負けなのですが、どんなに横腹を角で刺されて流血しても、取り組みが長丁場になって、体がけいれんしていても、絶対に逃げない牛がいて、劣勢と思われたけど粘り勝ち(!)して、感動すらしました。最後は気持ちが強い方が勝つ!これは人間も同じですね。
・・・最後の方の大関戦で、事件は起こりました。
もの凄い気性の荒い、沖縄でチャンピオン戦にも出たという牛が、相手を引き倒し、柵に追いやり、竹の柵を壊したあげく、牛を場外へ追いやったのです!!これには、会場全体に悲鳴が!!
場外の牛のすぐ横には宇和島市長らが座っていて、場外で暴れたらどうしよう?!と私は一瞬腰を浮かして逃げる準備をしました。・・・幸い場外の牛は気絶しており、しばらくして無事場内に戻されました。ほっ。※観覧席は一段上にありますので、安全です。
あと、闘牛場の勢子(牛をけしかけたりする人)の方々の、危険と隣り合わせで一生懸命なところも見どころです。牛に慣れているとはいえ、勇敢な立ち回りが素晴らしかったです。
・・以上闘牛の様子でした。
周辺の観光情報
宇和島城
現存する天守からの眺めが絶景です。闘牛場から車で6分の距離ですので、闘牛の前後で是非行かれてはいかがでしょうか。(所要時間:1時間)
車は、お城の横のコインパーキングに停め、ふもとから15分程天守まで石段を登ります。
下灘駅
インスタ映えで大人気スポットです。(闘牛場から車で1時間)GWだったこともあり、駅には50人以上の人が!
駐車場は下灘駅よりも少し東側にあります。駅のホームの目の前が海で清々しい!
ホームに人が多いのですが、電車が来る前後は、ホーム手前にいるように言われるため、写真に人が映り込まないので、この時がシャッターチャンスです★
宿のおすすめは?
闘牛は14時頃に終わりますので、観光しつつ道後温泉(日本三大人気温泉地)での宿泊がおススメです。※闘牛場から車で1時間半の距離です。
★道後館
市電終点「道後温泉駅」から徒歩6分。黒川紀章設計の湯宿…「江戸と現代」が美しく調和した空間です。じゃらんアワード総合受賞!口コミ夕食&サービス高評価。
★道後温泉 ふなや
市電終点「道後温泉駅」から徒歩3分。創業源泉かけ流し。皇族の御常宿で、歴史があり、明治、昭和を感じる展示物がたくさんある。朝食が評判。
★道後hakuro
市電終点「道後温泉駅」から徒歩5分。道後温泉引き湯露天風呂付き大浴場あり。とても綺麗で現代的でカジュアルなホテル。
では、宇和島闘牛&愛媛県各所を楽しんでくださいね!