アンコールワットに自己手配で行く場合に、日本語ガイド付き現地ツアーがたくさんあるけど、参加すべきかどうか、またはどのツアーに参加したら良いか迷うと思います。私も実際にホテルでトゥクトゥクを頼んでガイドなしで回った方が安上がりだし、ツアーに参加すべきか迷いました。
そこで今回、実際に現地で3大人気遺跡である「アンコールワット」、「アンコールトム」、「タプローム」を含む定番ツアーに参加して来ましたので、内容や参加するメリット、感想をお伝えしたいと思います。
なおこの3つの遺跡は、一番混みあうのですが、それぞれ特徴があって見ごたえがありますので、絶対に訪れて欲しいスポットです。
ぶっちゃけ、行ってきた感想としては、三大人気遺跡の1日ツアーは、旅行会社の競争が激しいため、内容に対してリーズナブルな日本語ガイド付きのツアー設定になっているので、現地ツアーを利用するのをオススメします。
ツアーに参加して後日改めて遺跡をガイドなしで訪れたのですが、それぞれ敷地が広く、中に案内板が見当たらなく、警備の人に聞いても英語が通じなかったのです。行きたいところにダイレクトに行ったり、暑い中見どころを無駄なく回るには、エアコン付き車で回る現地日本語ツアーを利用して良かったと思いました。
私は、NHK(BS)の番組「2度目のアンコールワット」で紹介されていたクロマーツアー(催行会社)のツアーを利用したので、どんなツアーだったか書いていきたいと思います。
■目次
- 1 現地日本語ガイド付きツアーに参加するメリットは?
- 2 現地日本語ガイド付きツアーに参加するデメリットは?
- 3 アンコールワット1日ツアーの予約方法
- 4 人気No.1!世界遺産アンコールワット・アンコールトム・タプローム・夕日鑑賞を満喫ツアー《日本語ガイド/カンボジア料理/送迎付き》の内容
- 5 ツアー出発!まずは入場チケットの購入から。
- 6 アンコールトム(巨大な四面仏)
- 7 タプローム(遺跡と大木のコラボ)
- 8 カンボジア料理のランチ
- 9 ギャラリア免税店とクメールタイムへ
- 10 アンコールワット(女神のレリーフが美しい)
- 11 プレループにて夕日鑑賞
- 12 夕食&アプサラダンスディナーショー (約1時間半)
- 13 現地ツアー or 個人
現地日本語ガイド付きツアーに参加するメリットは?
私が実際に1日現地ツアーに参加して感じたメリットは、次の点でした。
- 日本語ガイドさんの段取りが素晴らしい。3大人気遺跡は常時混んでいるけど、入場に混んでいるときには、違う場所の説明をして、空いてきた合間に、さっと入るようにしてくれたり、終わってみたら、待つというのは1か所のみだった。
遺跡の中には案内板は見当たらず、遺跡に中にいる警備員に質問したが、英語を理解できなかったので、広い敷地内でいきなり自分たちだけで効率よく見どころを回るのは難しいと思った。 - ガイドさんは良い写真スポットを知っていて、たくさん撮ってくれた。自分では思いつかない面白い写真は思い出になった。
- 上手な日本語での説明で、遺跡の理解が深まった。
- 日中はかなり暑いので、エアコン付きの車で遺跡と遺跡の移動ができるのは、思った以上に助かった。1日観光するので、体力のセーブになる。
- 参加者は日本人なので、ランチにときに交流ができて楽しかった。
- 3大人気遺跡「アンコールワット」、「アンコールトム、「タプローム」が含まれているツアーはたくさんあって、たくさんの旅行会社がしのぎを削っているので、内容に対してリーズナブル。つまりコスパが最強。
現地日本語ガイド付きツアーに参加するデメリットは?
ガイド付きツアーもメリットばかりではありません。ツアーならではのデメリットは次の点です。
- 日程が決まっているツアーなので、写真を好きなところで好きなだけとることは、難しい。
➞私は別の日にホテルでトゥクトゥクを3時間頼んでもう一度アンコールワットとアンコールトムへ行き、好きなだけ写真を撮った。2回目はまた違ったように見えて、案外新鮮だった。 - お土産屋に連れて行かれる。
➞私的には、どのみちお土産を買うので、連れて行ってもらってラッキー。自分で改めて来るのはお金がかかるし。日中の一番暑い時間帯に行くので、エアコンが効いているお店は逆にありがたかった。 - ガイドによって、多少日本語のレベルに差がある。
➞私が参加したクロマーツアーのガイドは、かなり上手だった。上手な方が多いように思う。
アンコールワット1日ツアーの予約方法
クロマーツアーには、かなりツアーの種類があるのですが、人気のツアーは、インターネットで事前に、現地オプショナルツアー予約専門サイト「タビナカ」や、「VELTRA(ベルトラ)」で予約することができます。
ちなみに、私はタビナカで1番人気のツアー(クロマーツアー催行)に参加しました。
人気No.1!世界遺産アンコールワット・アンコールトム・タプローム・夕日鑑賞を満喫ツアー《日本語ガイド/カンボジア料理/送迎付き》の内容
- 08:00 シェムリアップ市内ホテルお迎え
(08:15 希望者のみアンコールバルーン乗船 (約10分) )(1名USD 20)が別途必要
※私が行ったときはアンコールバルーンは長期運休していました(残念) - 08:30 アンコールトム観光スポット1◆南大門 (約10分)
- 09:10 アンコールトム観光スポット2◆バイヨン (約30分)
- 09:40 アンコールトム観光スポット3◆象のテラス (約30分)その後、バプーオン、 プラサットスープラ、ライ王のテラス、タケウを車窓から。
- 10:30 タプローム (約40分)
- 12:00 昼食
- お昼休憩・・この日はギャラリア免税店とアンコールクッキーのお店に行った。
- 15:00 アンコールワット (約1時間)
- 16:30 プレループにて夕日鑑賞 (約1時間)
- 19:00 夕食&アプサラダンスディナーショー (約1時間半) ←安価で追加できるので追加しました。カンボジアの伝統舞踊アプサラダンス。天使、天女を意味し、きらびやかな衣装をまとった女性が優雅に踊ります。夕食ビュッフェと一緒にお楽しみください。※ショーは19:30~1時間程度となります。
- 21:00 シェムリアップ市内ホテルお送り
ツアー出発!まずは入場チケットの購入から。
私はアンコールワットに近いホテルだったため、お迎えが、8:20に来てくれました。この日は、夫婦3組でのツアーとなりました。
まずは、アンコール遺跡入場券を買いに行きます。
アンコールパス:1日券37US$ / 3日券62US$ / 7日券72US$
私は、5日間滞在で、このツアーの後に、トゥクトゥクを貸し切って自分たちだけで、もう一度訪れようと思っていたので、3日券を購入しました。クレジットカード使用可。
チケット購入の際に写真を撮られ、印刷されるので、他の人との使いまわしができないようになっています。急なスコールで入場券が濡れて破れてしまった場合には、買い直さないといけないので、濡れないように、カードホルダーを持参して入れていました。
できれば3日券以上を買う場合には、値段も値段ですので、チケットの大きさ縦7.5×横10cm、それが入るものがあれば、持っていくと良いです。(よくある社員証が入るようなものでOK)
正直、物価に比べて入場券は結構高額だなと思いましたが、アンコール遺跡群の何か所もそれで入場することができるうえ、修復に使われるので、妥当な金額だと思います。崩れかけているところも多く、修復すべきところが、まだまだたくさんあるように見受けられました。
アンコールトム(巨大な四面仏)
まずは大きな街を意味するアンコールトム。約3kmの塀と高さ約8mの城壁で囲まれいて、入口からアンコールトムまでのアプローチが長いです。大きな顔の彫刻(バイヨン寺院の四面仏)で有名で、日本テレビの「世界の果てまでイッテQ」のスタジオのバックに置いてあるので、ご存じの方も多いと思います。
バイヨン寺院の周りには、細かい彫刻があり、見ごたえがありますが、ここはなんと言っても、この大きな顔の仏塔が有名です。たくさん四面仏の塔があって、どんだけ~って驚きます。
ガイドさんは写真の上手な方で、大きな仏とのキス写真💛を撮ってくれました。絶妙な位置になるまで
ガイドさんが立ち位置を指示してくれたトリック写真です。私が大仏よりも、かなり手前に立って撮っています。
朝から暑いので、水は忘れずに。ツアーでご一緒した男性は、Tシャツが汗でびしょびしょになっていました。
タプローム(遺跡と大木のコラボ)
バプーオン、 プラサットスープラ、ライ王のテラス、タケウを車窓からあっさり見てから、タプローム遺跡へ。ここは、大蛇のような大木の根が、寺院を飲み込んでいるように見える、遺跡と大木のコラボが圧巻です。アンジョリーナジョリー主演の映画「トゥームレイダー」のロケ地になったことでも有名です。
カンボジアのジャングルは、建物をも壊してしまう圧倒的なパワーが存在していました。アンコールワット遺跡群全般にも言えることですが、大木によって、遺跡が崩れている箇所があり、カンボジアの大木は、ものすごいパワーがあるんですね。日本では決して見れない光景です。これぞ絶景。
ちなみに↑の写真を撮る際には、今回の遺跡観光で唯一行列が出来ていました。大陸の方々が列を抜かそうとしたりして、少々混沌としていましたが、ガイドさんの助けもあり、無事写真を撮ることができました。
”ひょっこりはん”を見逃し注意(笑)ガイドさんがないと場所が分からないと思いますが、ガイドさんが「ここですよ」と言ってくれます。
カンボジア料理のランチ
前菜、メイン、デザート(カンボジアで有名なカボチャプリン)とコースで出てきて、美味しかったです。ここで同じツアーの方(私たち含め、夫婦3組参加)とお話することができて、楽しかったです。1組のご夫婦は、仕事の関係で、予定がたったのが2週間前で、急いで飛行機や宿を取られたそうです。福岡空港からだと意外と飛行機が取れるらしいです。
飲み物代は別払いになります。レストランではエアコンはないので、冷たいものをオーダーしました。総じて、シュムリアップ滞在中は、エアコンの無いところが多かったです。
ギャラリア免税店とクメールタイムへ
ギャラリア免税店
3組のツアー参加者のホテルが離れているため、休憩のためホテルに戻らず、免税店とスイーツ店へ行くことになりました。それほど疲れていなかったので、休憩しなくても大丈夫でした。
ギャラリア免税店は、この日初めてのエアコンが入った建物でした。生き返る~。早速一階にあったフルーツジューススタンドでマンゴージュースを一気飲み。マンゴーの筋が入っているぐらいマンゴーの濃厚な味で美味しかったです。
2階は、お土産コーナーになっており、世界一とも言われる有名なコショウが、可愛い入れ物に入っていてお手頃価格だったので、バラマキ用にいくつか購入しました。
定番のアンコールワットの形になっているアンコールクッキーも売っており、味見ができるので、是非。免税(通常は10%)になるので、買うならこちらで買うのがお得です。
アンコールクッキーを作っているお店のオーナーが日本人なので、日本で売ってるようなオーソドックスなクッキーで、普通に美味しいです。個包装されているので、バラマキ向き。(賞味期限は10か月)私的には形がアンコールワットになっていてgoodだけど、ココナッツがたくさん入ってるとか、何か味にカンボジアらしい個性が欲しいと思ったので、見送りました。
アンコールクッキー(お店)
次に、日本人経営のアンコールクッキーのお店へ。こちらでは、上記のアンコールクッキーが売られていますが、パームシュガーが可愛い入れ物に入っていて、4つで6ドルだったので、バラマキ用に購入しました。味見しましたが、優しいお味でした。自分用には大き目の80g入ったビニール袋に入ったものを5ドルで購入。おまけでアンコールクッキーが1人1つもらえました。
この隣に、クメールタイムというスイーツ店があり、マンゴーかき氷をいただきました。これが激うま!!本物のマンゴーがたくさん乗っています。お腹を壊してはいけないと、小(3.5ドル)を二人で1個食べましたが、一人1個頼めば良かった!(時間がなくて追加注文できず)
アンコールワット(女神のレリーフが美しい)
アンコールワットは、アンコール王朝の建築技術と芸術の最高峰で、美しい女神のレリーフが至る所にあり、美術館のような素晴らしい寺院でした。
アンコールワットの敷地に入る前にチケットチェックを受けて、しばらく歩きます。ここは日影がないので、薄手の長袖を着ていないと日焼けします。また、後日トゥクトゥクで再度訪れたのですが、その際に現地で購入した編目の荒い綿のズボンで草の中を歩いていたら、トゲが無数にズホンにささってしまったので、草は避けて歩いてくださいね。
アンコールワットは、寺院の周りに3重の回廊で囲まれています。第1回廊(一番外側)→第2回廊(中間)→第3回廊(一番内側)の順に、アバター(女神)のレリーフが美しくなります。
↓第2回廊
レリーフが格段に美しい第3回廊↓
彫りが深くて、繊細で美しいです。仏に一番近いところにあるので、美しいアバター(女神)なのです。薄く赤いお化粧?をしているアバターがいたり、装飾がそれぞれ違い、動きもユニークなアバターがいたり、じっくり見ていくと楽しめます。
また、高い位置にあるので、外の景色も良かったです。↓は最初に入ってきた中庭を望めます。
アンコールワットの第三回廊は、”仏日”は入場ができません!仏日でもツアーは開催されていますので、必ず仏日以外にツアーに参加してください。仏日は、月に約5日間設定されていて、「アンコールワット 第3回廊 仏日」と検索すれば、旅行会社がHPに掲載していますので、調べてください。
第三回廊はアンコールワットのなかでもっとも高い位置にある回廊です。かなり急な階段を登ることになりますので、必ず女性の方はズボンを履いて、滑らない靴で行くようにしてください。
第3回廊は、階段前では、並ぶことが多いのですが、私たちのツアーでは、ガイドさんが列が途切れる合間を狙って行ってくれたので、ほとんど並ばずにすみました。説明しながら、列の長さをチラチラと見ていてくれたようです。段取りが素晴らしいガイドさんでした。
木製の急な階段は、降りるときは恐々になります。
プレループにて夕日鑑賞
入場する前には、物売りの女の子が多いのですが、絵葉書が5枚で1~2ドルだったので購入しました。私は他の国でも、絵葉書の物売りの女の子に弱いです。大抵可愛くけなげです。微力ながら応援できます。頑張ってね。
夕日は見れましたが、アンコールワットを背景にした落ちる夕日ではなく、ジャングルに落ちる夕日なので、思ったような写真は撮れませんでした。ここも階段が急でした。
ぷりっとしたお尻が人間ぽい狛犬。プレループにて。
夕食&アプサラダンスディナーショー (約1時間半)
「クーレン」という有名な劇場で、アンコールワットで見たアバター(女神)の実写版が見れるので、おすすめです。実写版といっても、胸は出していないので、ご安心を。(当たり前じゃ)
このオプションを付けたのは、私たち夫婦だけでしたが、ほぼ一番前の席を取っていただけました!ショーが始まる前に、ビュッフェ方式になっているので、ご飯、デザートをとってきます。美味しかったです。飲み物は別料金で、係の人が注文に来ます。エアコンはないので、早めに食べました。
舞台では、生演奏とともに、最初と最後が女性の踊り子たちが踊り、途中は男性ダンサーや男女の踊りなどがあります。とても楽しめました。
隣にいた中国人の小学生は、ずっとゲームをしていたので、こどもにはまだ早いかな。
私たちは前方に座っていたので、終了後に舞台に促されてダンサーたちと一緒に写真をとり、良い思い出になりました。
現地ツアー or 個人
ツアーはエアコンの効いた車で全て移動するので、体力のセーブになります。また、ガイドさんが面白い写真を撮ってくれたり、段取りがよく、混むと言われている順番での観光でしたが、全て順調に進みました。ガイドさんの段取りが良かったと思います。ギャラリア免税店は食事前に行ったのですが、食事後だと混んでいるからではないかと思います。ギャラリア免税店に入る前に少し手続きがあるので、並ぶと待たされる感じでした。
個人でホテルにトゥクトゥクを頼んでガイドなしで行く方法も、安上がりで良いのですが、意外と中でどう行けば見どころなのかが、初めての人には分かりにくいと思います。中では案内板は見当たらなかったです。
王道のアンコールワット・アンコールトム、タプロームのツアーはいろんな会社がしのぎを削っているので、内容に比べて値段が安いので、ツアーで行かない理由がないです。
ではenjoyしてくださいね!!