バンテアイスレイ遺跡(東洋のモナリザ)へは絶対にトゥクトゥクでなくて、車で行くべし。

広告を含む記事です。

アンコールワット遺跡群に行く方は、アンコールワット、アンコールトム、タプロームは必ず行くかと思いますが、それに加えて絶対に行って欲しいのが東洋のモナリザと言われる、バンテアイスレイです。

アンコールワット遺跡の中でもひときわ美しいレリーフがあり、アンコールワットから、車で40分程北に行ったところにありますので、短い滞在の方でも行きやすいのです。

敷地内も割とこじんまりとしていて、30分~1時間もあれば見れてしまいますので、計画に加えると、旅行の満足度が上がると思います。

バンテアイスレイのレリーフ

レリーフは、赤い鉄分を含んだ、赤っぽい固めの砂岩で作られています。アンコールワットのアバター(女神)よりも崩れにくいため、くっきり残っていて、彫りが深いのが特徴です。ピンクっぽい赤で、なんともいえない色合いも魅力です。

(このアバター(女神)は一番美しい状態で残されており、規制線内に入らないと角度的に見れないのですが、見学時間終了後に警察の方に特別な許可を得て、写真を撮らせてもらいました)

昔、アバター(女神)はあまりに綺麗だったことから、フランス人のマルローが盗んだことでも有名です。

東洋的でなんとも言えない美しさです。今まで西洋美術ばかり見てきましたが、東洋の美術もエキゾチックで素晴らしいなと改めて思いました。

実はレリーフがあるのは、小さめな寺院なのですが、彫刻の濃度が濃い~です。ギュッと凝縮されているのも、美しさを押し上げているように思いました。

美しいアバター(女神)が小さな仏塔それぞれ四面に、びっしりたくさんあります!アバター自体も彫りが深くて、微笑の表情が美しく目を奪われるのですが、アバターの周りの装飾の彫刻も細かくて、額縁の役割をしていて、完成した美術品になっています。

装飾の細かさは、イスラム建築と少し似ています。イスラムの隣がヒンズー、ヒンズーの隣がカンボジアで陸続きなので、似ているのは自然なことでしょうね。カンボジアは、カラフルでなく石の彫刻だけで出来ているので、私はこちらの方が好みです。

バンテアイスレイへのアクセス※トゥクトゥクでは行ってはいけない

アンコールワット遺跡より、車で40分ぐらいかかります。ホテルでトゥクトゥクを頼んで行くこともできますが、それは絶対にやめた方が良いです。

道路が舗装されておらず、車が通る度に、ものすごい砂ぼこりを舞いまくるのです。

トゥクトゥクで行っていたら、ずっと目を開けていられません。必ず車で行くようにしてください。

現地ツアーで行く

バンテアスレイ遺跡は中心部から少し離れていますので、ホテルに車を頼むか、現地ツアーに参加する方法がありますが、車を頼む場合はトゥクトゥクよりも割高です。できれば、日本語ガイド付き現地ツアーに入ってしまった方が何かとお得感があり、ラクチンです。

アキラ地雷博物館

私は利用したクロマーツアー主催の日本語現地ツアーでは、バンテアイスレイへいく途中にある地雷博物館にも、希望すれば寄ってもらえました。

私はカンボジア=地雷というイメージを持っており、是非行ってみたいところでした。

地雷博物館をつくったのは、アキ・ラさん(1973年生まれ)というカンボジア人です。クメールルージュという戦闘的な組織がカンボジアを支配しており、彼も少年兵として育てられました。クメールルージュは、内戦やベトナムとの闘いのため、地雷を至るところに埋めました。

戦闘が終わっても、何もしらない村人が、地雷で足を吹き飛ばされた人たちが絶えなかった実情を知り、アキ・ラさんは地雷撤去作業に尽力したのです。

ここでは、撤去された本物の地雷が見れます。しかも大量、大きいものから小さなものまであります。

地雷が使われたのは、大昔ではなく、私が生きているときです。そのため、まだ郊外に行くと、地雷がまだ埋まっているところがあって、危ないそうです。

平和ボケした日本にいたのでは分からない現実です。

入場料:5ドル
営業時間:7:30~17:30

高床式民家訪問

高床式の民家がたくさんあり、外から見るようになります。

最後は、夕日を途中で見て、ガイドさんのご厚意で、屋台に寄っていただき、カンボジア屋台料理である、孵化寸前のアヒルの卵『ポンティアコーン』を食べて帰りました。

では、Le’s enjoy!!





コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です